RCJ(ロボカップジュニア)について
ロボカップジュニア、通称RCJとは19歳以下の子供を対象にした国際的なロボット大会です。日本の大会はRCJJ(ロボカップジュニアジャパン)と呼ばれます。サッカー・レスキュー・OnStageの3つのリーグがあり、誰でも参加することができます。
〇サッカーリーグ
サッカーリーグは、その名の通りロボットでサッカーをする競技です。各チーム2台、合計4台の自律型ロボットがコート上で戦います。使われるロボットの多くは円筒形に近く、底面にひし形に配置された特殊なホイールを使って全方向に動きます。
サッカーにはオープンとライトウェイトと呼ばれる2つの部門があり、オープンではゴルフボール大のオレンジ球を、ライトウェイトでは赤外線を発するボールを使って競技を行います。そのほかにも機体の部品や大きさなどに関わるルールが違います。
私たちRobotics班が参加しているのは、このサッカーリーグです。かつてはライトウェイトで出場していましたが、現在はオープンに出場しています。
〇レスキューリーグ
レスキューリーグは、ロボットが壁や坂道などの障害物があるコースを通って被災者を探す競技です。ライントレース・メイズ・コスペースの3つの部門があります。
ライントレースは、決められた線に沿って移動するロボットで勝負をします。メイズは、ロボットで迷路を攻略する競技です。
いずれの競技も被災者をいち早く見つけて救助することが高得点につながります。
コスペースはシミュレーション画面で戦う競技です。現場の状況に合わせてその場でプログラミングし、救助活動を行います。さらに、そのプログラムを実際の機体にダウンロードして競技を行います。
〇OnStageリーグ
OnStageはジュニアリーグにしかない競技です。ステージ上でパフォーマンスを行い、その後に行われるインタビューを合わせた総合成績で競います。
ルールによる制限が少ないことが特徴で、台数や大きさ、形にとらわれずに自由な視点で戦うことができます。
OnStageでは、ロボットだけでパフォーマンスを行うこともできますが、人間とロボットが一緒に演技を行うことができることも特徴の一つです。
三田祥雲館高校-Robotics